完璧でなければならない。この気持ちをあるせいで息苦しいと感じている人はとても多いです。
今回は、そんな「完璧でなかればいけない」という観念で苦しんでいる方たちに生きやすくになって頂けるような内容となっています。
これを見れば完璧主義の苦しさから脱却できますので、最後までご覧頂ければと思います。
完璧主義の特徴
では初めに完璧主義の特徴から説明していきます。
責任感が強い
完璧主義の人はとにかく責任感が強いです。
約束は必ず守るなど、いい加減なことを極端に嫌がります。
また、人に頼ることも苦手なため、すべて自分で背負い込み身動きできなくなるといったこともあります。
理想が高い
全てのことに100点満点を目指すなど、目標や理想を高く持ってしまうのも完璧主義の人たちの特徴です。
80点でいいから一旦、書類を提出して上司の評価を仰ぐということができず、初めから100点のものを出そうとしてしまいます。
また、決めたことは最後までやり通そうとするなど、妥協ができない性格であることも多いです。
白黒思考が強い
白黒思考とは物事を白か黒、0か100かで極端に考えることを指す言葉です。
白と黒の中間の考え方をする発想に乏しいので、物事を柔軟に考えることが苦手。
そのため、対人関係がうまくいかなかったりするなど日常的に生きづらさを感じることもあります。
失敗を極端に恐れる
完璧主義の人は失敗を極端に恐れる傾向があるため、一度の失敗でさえも受けいれられない人が多いです。
たとえ些細なミスだったとしても、本人は「もう全ておしまいだ」と捉えるなど、精神的な大ダメージを受け、激しく落ち込んでしまうことがあります。
失敗を恐れていることで次第にチャレンジすることもなくなるので、成長する機会に恵まれなくなってしまいます。
ただ、完璧主義の人はミスや失敗、損失などを恐れるため、準備には余念がないので、失敗自体も少ないのが特徴です。
承認欲求は強いが、自信はない
他人の目をやたら気にする
完璧主義者の中には努力の目的を見失い、他人に評価されること自体が目的になっている人も見られます。
プライドが高く、自分の非を認められない
完璧主義の人はプライドが高いので、たとえ失敗しても素直に認めることができません。
プライドが邪魔して、自分の非を認められず言い訳をしたり、時には他人のせいにしてしまうこともあります。
負けず嫌い
完璧主義の人はものすごく負けず嫌い。
仕事はもちろん、ゲームやじゃんけんですら負けることを嫌がります。
完璧主義の人は自分が勝って当たり前という気持ちが強いため、負けることはかなりのショックを受けることとなります。
強いこだわり
緊張しい
完璧主義の人は失敗を極端に恐れるので緊張しいの人がとても多いです。
常に失敗しないか不安に感じていて気を張っているため、気が休まらないと感じる人が多いのも特徴です。
必要以上に頑張る
この考えが強いため、必要以上に頑張ってしまう傾向があります。
完璧にできることしかやりたがらない
完璧主義の人は、結果にこだわるがあまり、結果を早く出したいと急いでしまいます。
ですので、成功するか分からないものを避けたりするなど、成果がすぐに出ないことをハナからチャレンジしなかったりしてしまうのです。
完璧主義の人が苦しい理由
完璧主義の人が苦しい理由は、完璧を求めすぎて、自分や他人に厳しくなりすぎてしまうからです。
完璧な人間などこの世に存在しないのに、それを目指そうとするので、減点方式でしか自分を評価できず、どれだけがんばっても満たされることはありません。
間違いを素直に認めれない
また、他人にミスを指摘されることを恥ずかしいと感じているので、間違いを素直に認められなかったり、指摘されると不機嫌になったりするなどし、人間関係もなかなか上手くいきません。
他人にも厳しく周りが委縮する
さらに、自分の評価につながる範囲の人(部下や子どもなど)の出来にも厳しく、おおらかに見守ることができません。
そのため周りの人が委縮してしまい、伸び伸びと実力を発揮できなくなってしまいます。
このうような負の連鎖が続いていきます。
やりたいことがあっても挑戦できない
そして、完璧主義の人が最も損をしているのは、本当はやりたいことがあっても失敗を恐れてチャレンジできないことです。
完璧でない自分を直視できないために、せっかくのチャンスをみすみす逃してしまいます。
人生は一回しかありません。
本当にやりたいことがあるのに、それをやらずに人生を終えるほど後悔してしまうことはないでしょう。
完璧主義を治すにはインナーチャイルドを癒すしかない
完璧主義の人は、「完璧でなければならない」という信念を強く持っています。
この信念は「インナーチャイルド(潜在意識)が頑なに信じていること」です。
それ故に、いきなり簡単に手放すことが難しといわざるえません。
表面的に、「ミスしてもいい」「誰にでも失敗はある」と言い聞かせても、それは本心ではないため、かえってインナーチャイルドは固く心を閉ざしてしまいます。
完璧じゃなくても良いことをインナーチャイルドで実感する
「完璧でなければならない」という信念を手放すためには、「完璧じゃなくても良い」ということを、表面的にではなく潜在意識レベル(インナーチャイルド)で実感する必要があります。
そのためにはまず、「完璧でなければならない」と考えてしまうインナーチャイルドの恐れに気づいて、優しく癒していきます。
- 失敗するのは怖いよね
- みんなに使えないやつ思われてないか不安なんだよね
- 失敗がバレたら恥ずかしいよね
このように、「完璧でなければならない」と怯えているインナーチャイルドの恐れに優しく寄り添ってあげます。
そうすることにより少しずつ絆が形成されていき、「完璧じゃなくても良い」というフラットな視点で生きれるようになります。
「完璧でなければいけない」という考えを手放すことにより、ミスも恐れなくなりますし、自分が苦手なところは人に頼ることができるなど、とても生きやすくなります。
完璧主義はデメリットだけでなくメリットもある
完璧主義は生きづらいのは間違いありませんが、デメリットだけでなくメリットもあります。
なので、インナーチャイルドを癒すことにより、メリットの部分だけを活かすことが出来れば最強ですね。
丁寧に仕事ができる
ケアレスミスが少ない
最後までやり遂げる
結果やり遂げるので、その分成功体験を積み重ねられるといったメリットがあります。
周囲からの信頼を獲得しやすい
その仕事ぶりから、「この人ならしっかり仕事をしてくれる」「重要な仕事も任せられる」と信頼を獲得しやすいです。
周囲からの信頼や評価が高いため、出世する人も多いです。
短所を克服しようと頑張る
これは苦手なところを人に頼ることが出来ないため、自分で克服しなければいけないからです。
目標達成への意欲が高い
モチベーションが高いので周りも感化され、チーム一丸となり目標達成に貢献するキーマンになりやすいです。
この記事はココで終わりです。
完璧主義の人はいろいろな生き辛さを抱えて過ごしています。
しかし、インナーチャイルドを癒していけば、苦手なところは人に頼ることができ、自分の長所をガンガン伸ばしていけます。
もともと力のある人なので、さらなる飛躍ができること間違いなしですね。