人から嫌われるというのは誰しも恐怖に感じるもの。
いつも他人からどう思われているのかを気にして生きるのはとてもエネルギーを消費してしまいます。
そのストレスから暴飲暴食をしてしまい、体調を壊す人もいるでしょう。
一方で他人から嫌われることに何も思わない人も存在しています。
今回は、人に嫌われても気にしない人の特徴や、人に嫌われるという恐怖を手放す方法を紹介していきます。
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人に嫌われることを恐怖に感じない人の特徴
では初めに人に嫌われることに恐怖を感じない人の特徴から見ていきましょう。
自分を持っている
自分軸があるなど自分を持っている人は他人の評価を気にしません。
自分の軸がしっかりある人は大抵目指していることや理想などがあるので、他人の評価を気にしている暇などありません。
仮に人から嫌われたとしても目標に向けて努力している自分に自信があるため、ダメージを負うことも少ないです。
全員には好かれないと割り切っている
人に嫌われることに恐怖を感じない人は、どう頑張ろうが全員には好かれないことを知っており、割り切っています。
割り切っているので、たとえ嫌われたとしても傷つくことを最小限に抑えることができます。
好きになってくれる人を大切にする
人に嫌われても気にしない人は、嫌われることを割り切る代わりに好きになってくれる人はとても大切します。
逆に嫌われることに恐怖を感じている人は、嫌われている人に好かれようと努力し、すでに好かれている人をないがしろにしがちです。
せっかく好きでいてくれる人がいるのに、こんな事をしていては孤独になってしまう可能性があります。
嫌われた理由を客観的に分析できる
嫌われても気にしない人は、全員に好かれることは不可能であることを分かっています。
これが分かっている上で、もし自分が悪いのであれば冷静に謝ることができます。
嫌われることに恐怖を感じている人はショックのあまり冷静に自分自身を分析できず、余計嫌われることをしてしまったり、逆ギレしてしまう可能性があります。
いつまでも引きずらない
嫌われても気にしないとは言っても、1ミリも傷つかないということではありません。
気にしない人でも時には、嫌われて落ち込むことだってあります。
ただ、誰からも好かれることはないと知っているし、自分自身を冷静に分析できるので、落ち込み続けるメリットがないことを府に落とせます。
このように落ち込み続けることが少ないことから、周囲からは気にしていないように見られたりします。
「自分は人から嫌われる」という気持ちを持ちやすい人
これまで人に嫌われることを恐怖に感じない人の特徴を紹介していきました。
嫌われる恐怖は、嫌われたことによりショックを受ける人もいますが、ほとんどの人は嫌われる前から「自分は人から嫌われる」という気持ちを持っていることが多いです。
そもそもなぜ嫌われる前から「自分は人から嫌われる」という気持ちを持ってしまうのでしょうか。
その理由がコチラ
- 親きょうだいからきつい言葉を浴びせられていた
- 親が他人の悪口・陰口を言う
- いじめに遭った経験がある
子どもの頃、親から嫌われていると感じていた人は「自分は人から嫌われている」という気持ちを持ちやすいです。
また、親が他のきょうだいばかりを可愛がっていたり、他人の悪口を言うのをよく見聞きしていた人などもこの気持ちを抱えやすいです。
それから「~~すると嫌われるよ」のような嫌われることを脅し文句に使われていたりするのもこの気持ちを持つ理由になります。
いずれにしても、幼少期から何らかの理由で「嫌われること」に敏感にならざるを得なかった人たちが「自分は人から嫌われる」という気持ちを抱えています。
「自分は人から嫌われる」という気持ちを抱えている人が苦しい理由
常に「人から嫌われるんじゃないか」という警戒心を持っているため、いつも緊張状態となり心が休まりません。
周りの人から悪く思われているのではないかと勘繰り、不自然な態度を取ってしまうこともあります。
人に対して疑心暗鬼になりやすく、素直に本音で話したり、心を開いたりすることがなかなかできません。
そのため、なかなか友人関係が続かなかったり、これまでの傷つき体験から新しい人間関係を築くのに躊躇してしまいます。
結果、「友だちがいない」と孤独を感じている人が多くなります。
そもそもなぜ人に嫌われるのが怖いと感じるようになってしまったのか
人から嫌われても気にしない人の特徴を紹介していきましたが、そもそもなぜ人から嫌われる人が多いのでしょうか。
それには、過去の傷が原因であることが分かっています。
「自分は人から嫌われる」という呪い
嫌われること極端に恐怖に感じる人は、インナーチャイルド(潜在意識)が「自分は人から嫌われる」の呪いにかかってしまっている可能性があります。
- 子供の頃、きょうだいや周りの人に比べてなんとなく「自分はお母さんに嫌われている」と思ったことがある
- お母さんの機嫌が悪くて、「怒らせたら嫌われてしまう」と怯えていた
- お母さん自身が周りを警戒して嫌われないように細心の注意を払って生きていた
母親は子供のころの自分にとって命綱。
子供は大好きなお母さんに嫌われたら生きていけないと本気で思っているので、「嫌われる=身震いするほどの恐怖」なのです。
また、お母さん自身が周りへの警戒心が強いと、知らないうちに自分も他者を警戒するようになります。
こんな恐怖を体感しながら育つと、「自分は人から嫌われる」の呪いにかかってしまいます。
そしていつでも周りを警戒して嫌われないように生きようとしてしまうのです。
このようなことから、いつまでも他人の顔色を伺わないといけなくなり、苦しい人生となります。
人から嫌われるという呪いを解く方法
「自分は人から嫌われる」この苦しい呪いを解くには、「自分は人から嫌われない」ということを実感することです。
ですが、生きづらさを感じている人がいきなりこれを日常で感じようと思ってもうまくはいかないもの。
また、「人に嫌われているかどうかなんて気にしなくてもいい」「自分を嫌いなヤツは勝手に嫌えばいい」など虚勢を張ることはかえって逆効果となってしまいます。
「人に嫌われるのが怖い」という気持ちに寄り添う
呪いを解くためには、インナーチャイルド(潜在意識)ケアが必須となります。
「人に嫌われるのが怖い」と感じていることに気づいて、それを受け入れ癒すのです。
「人に嫌われたら苦しいよね。人に嫌われないかずっと怖かったよね。」とインナーチャイルドの気持ちにしっかり寄り添って癒します。
インナーチャイルドが癒されてくると、「自分は人から嫌われない」という気持ちが虚勢ではなく純粋に出てきます。
こうなってくると、あれだけ人に嫌われることが怖かった気持ちが薄らぎ、のびのびと生きることができるのです。
「人に嫌われることが怖い」という気持ちを克服するメリット
では最後に「人に嫌われることが怖い」という気持ちを克服した後のメリットを紹介していきます。
自分らしさを出せるため人から愛される
「人から嫌われることが怖い」という気持ちを克服すると毎日過ごしていると、好かれなければいけないという不安から解消されます。
自分がしたいことに集中できますから、気分が前向きになり笑顔も増えます。
そんな姿を見て「素敵な人だな」と感じる人が増え、結果注目され多くの人から愛されるようになります。
人に好かれるために頑張っているわけではなくいつも自然体でいられるので、それがまた魅力となり人から愛されることにつながります。
周囲に気を遣いすぎることもなくなり心がラクになる
「人から嫌われることが怖い」という気持ちを手放せると、周囲からの評価は気にならなくなります。
なぜ気にならなくなるかというと評価基準が他者から自分に変わるからです。
周囲に気を遣うことがなくなると気持ちが楽になり、周りから「変わったね」と褒められることあるかもしれませんね。
周りに取り繕う必要がなくなり、本来の自分で過ごせる
周囲からの評価を気にしなくなることにより無理に取り繕う必要がなくなるため、本来の自分で過ごせるようになります。
無理のない自然体な姿を見て、「こういう人なんだな」と丸ごと素の自分を受け入れてくれる人が増えてきます。
男性女性にかかわらず、異性から見て魅力的な人としてモテるようになります。
自然体になることで、「理解してもらえる、モテる」というのは素直に嬉しいことですよね。
本当にやりたいことが分かる
人に嫌われることが怖い人は、「こう言ったらどう思われるかな」といつも周囲の目を気にしています。
しかし、この気持ちを手放すことより、相手が誰でも思ったことを正直に伝えられます。
自分の気持ちや意見を大切にできるので、誰かに合わせてモヤモヤを感じることもありません。
そして、周りの顔色ばかり窺っている限り、自分の本当にやりたいことが分からないままです。
自分に正直になることで、本当に自分がやりたいことがだんだんと分かってきます。
「やりたいこと」「やりたくないこと」が明確になっていくのです。
この記事はココで終わりです。
人に嫌われることにビクビクして過ごすのはとても疲れます。
疲れるだけでなく、本当の自分を知らないまま人生を終えることにもなります。
たった一度の人生を充実させるためにも、「自分は人から嫌われる」という気持ちを手放すことを強くおススメします。